ネロリとプチグレンのこと。(メモ) ネロリの精油は高価なんだけど、香りのなかでもいちばん好きなもののひとつ。 ところでいまはなくなったみたいだけど、以前無印良品のブレンドオイルに「ネロリ」と書かれたものがあった。 でも、成分をみると、中身はネロリの精油が入ってない。 手にしやすい価格のために、ネロリに似ている香りとされる、プチグレンともうひとつの安価な香りでミックスされているみたいだった。 ところで、プチグレンの精油もずっと昔から持っている上に デトックス・浄化にも効くのでふつうに使っていたけど、 ネロリをこよなく愛する身として、 一度もそのふたつの香りが重なったことはなかった。 プチグレンは、どちらかというと柑橘系の中でも粗雑なイメージで、 ネロリは可愛らしい丸い花のイメージ。 両方、でどころは同じビターオレンジの葉ということで、もちろん共通項はあるのだろうけど香りの質はまったく違う気がする。 調べると、ホウボウで、似てるし使いやすい(リーズナブル)!と書かれているけれど、ネロリはネロリで、プチグレンはプチグレンだと思いつつ はじめてその両者を比べて嗅いでみた。 そうしたら、はじめてその意味がわかったのである。 その違いは、ちょうど、あの花みたいな様子をしたキャベツを連想させた。 調べると、葉ボタンという名前らしい、道端の花壇などでよくみかける、 端っこが緑色だけど、まんなかがしろとか紫色で、野菜でもなく、花でもなく、葉っぱなんだけれども観賞用のあれ。 それは、「牡丹みたいな葉っぱ」という名前の植物、 まさに、牡丹の花は牡丹の花。葉牡丹は、牡丹みたいな葉っぱ。 ネロリとプチグレンの違いはそんなところだろうとおもう。 どれだけ色がカラフルで、キャベツの中では一軍を抜きん出ていても、 それは花ではない。 それは目でみてもわかるかもしれないけれど、手に触れて、そして薫ってわかる。 やわらかく、繊細なその花びらの重なりが指に触れてやさしい気持ちになる。 顔を近づけて、頬にかする匂いと、消して真似できない透けたピンク色。 葉牡丹にそれは無く、その代わり、 牡丹は腹が減っても食えないが、葉牡丹は腹を満たせる。 今は観賞用の葉牡丹だけど、 もともとはケールとかの仲間らしい。 ケールはちなみに、ガーリックとオリーブオイルでさっと炒めて、白ワインを少しまわしかけ、塩コショウで食べるととても美味しい。 プチグレンにはプチグレンの役割があり、 ネロリはネロリの役割があること。 香りと茶は、種類ではなく、質だとおもう。 それは希少価値だとか、価格のはなしではなく、 質。 今日もいい香りで1日が終わりますよう。 いい匂いの店はこちら
ネロリとプチグレンの違い
ネロリとプチグレンのこと。(メモ)
ネロリの精油は高価なんだけど、香りのなかでもいちばん好きなもののひとつ。
ところでいまはなくなったみたいだけど、以前無印良品のブレンドオイルに「ネロリ」と書かれたものがあった。
でも、成分をみると、中身はネロリの精油が入ってない。
手にしやすい価格のために、ネロリに似ている香りとされる、プチグレンともうひとつの安価な香りでミックスされているみたいだった。
ところで、プチグレンの精油もずっと昔から持っている上に
デトックス・浄化にも効くのでふつうに使っていたけど、
ネロリをこよなく愛する身として、
一度もそのふたつの香りが重なったことはなかった。
プチグレンは、どちらかというと柑橘系の中でも粗雑なイメージで、
ネロリは可愛らしい丸い花のイメージ。
両方、でどころは同じビターオレンジの葉ということで、もちろん共通項はあるのだろうけど香りの質はまったく違う気がする。
調べると、ホウボウで、似てるし使いやすい(リーズナブル)!と書かれているけれど、ネロリはネロリで、プチグレンはプチグレンだと思いつつ
はじめてその両者を比べて嗅いでみた。
そうしたら、はじめてその意味がわかったのである。
その違いは、ちょうど、あの花みたいな様子をしたキャベツを連想させた。
調べると、葉ボタンという名前らしい、道端の花壇などでよくみかける、
端っこが緑色だけど、まんなかがしろとか紫色で、野菜でもなく、花でもなく、葉っぱなんだけれども観賞用のあれ。
それは、「牡丹みたいな葉っぱ」という名前の植物、
まさに、牡丹の花は牡丹の花。葉牡丹は、牡丹みたいな葉っぱ。
ネロリとプチグレンの違いはそんなところだろうとおもう。
どれだけ色がカラフルで、キャベツの中では一軍を抜きん出ていても、
それは花ではない。
それは目でみてもわかるかもしれないけれど、手に触れて、そして薫ってわかる。
やわらかく、繊細なその花びらの重なりが指に触れてやさしい気持ちになる。
顔を近づけて、頬にかする匂いと、消して真似できない透けたピンク色。
葉牡丹にそれは無く、その代わり、
牡丹は腹が減っても食えないが、葉牡丹は腹を満たせる。
今は観賞用の葉牡丹だけど、
もともとはケールとかの仲間らしい。
ケールはちなみに、ガーリックとオリーブオイルでさっと炒めて、白ワインを少しまわしかけ、塩コショウで食べるととても美味しい。
プチグレンにはプチグレンの役割があり、
ネロリはネロリの役割があること。
香りと茶は、種類ではなく、質だとおもう。
それは希少価値だとか、価格のはなしではなく、
質。
今日もいい香りで1日が終わりますよう。
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