長い(というほどさほど長くはない)人生において、「自分を疑う」時期というのは、わたしは、あったほうがいいとそう思う。 なにもかもをやみくもに、肯定して愛して盲目になれというのは間違っていて、それは、できていない自分や、周りを傷つけてしまう自分のことまで、無視して強行突破しろといっているようなもので、自分を愛することと、自分を顧みないことは矛盾する。 どんな自分をも愛せというのはつまり、自分を疑うほどにうまく行かない最も底辺にいる自分ですらも、目を背けずに見つめて受け入れようとする勇気のことを言う。 全部が全部、あなたが道を誤ろうが何しようが愛してると、道を誤る自分を許すのではなく、そうせざるを得なかった自分自身の事情を理解し、許してあげるということ。 私の仕事は長い間、「自分を疑う」ことをさせることだった。 ひとりでは向き合いきれない人々の弱さを、一緒に手を繋いで「わたしがいるから、全部大丈夫」と見せることで、安心して「自分を疑う」ことができるようにすることだった。 問題提起をする役目は、結局本人の苦しい姿を自分も一緒に見守らなくてはいけない役どころであり、楽ではなかった。 けれども、そこからしか開くことのできない道というのは必ず存在する。 自分を疑うことと、自分を否定することは全く違う。 自分をただ知っていくことで、その疑った自分の構造を理解することで、否定せずともおのずと解決できる術につながり、自分を愛することにつながっていく。 誰のことも傷つけることなく。 わたしはそして、いつも、誰かが誰かを攻撃したり、自分を攻撃したりするしか 道がないと思っている世界から、 誰をも攻撃しなくて済む世界に進む手助けができたら、とそう願い続ける。 長い人生の要所要所で立ち止まる勇気が持てることや、時に自分を疑うことのできる強さは、わたしたちを本当に向かいたい場所に誘ってくれると信じている。 それは苦しい時間かもしれないが、ほかのどんな甘く楽しい時間よりも、価値があるとそう思うから。
自分を疑う時間のこと
長い(というほどさほど長くはない)人生において、「自分を疑う」時期というのは、わたしは、あったほうがいいとそう思う。
なにもかもをやみくもに、肯定して愛して盲目になれというのは間違っていて、それは、できていない自分や、周りを傷つけてしまう自分のことまで、無視して強行突破しろといっているようなもので、自分を愛することと、自分を顧みないことは矛盾する。
どんな自分をも愛せというのはつまり、自分を疑うほどにうまく行かない最も底辺にいる自分ですらも、目を背けずに見つめて受け入れようとする勇気のことを言う。
全部が全部、あなたが道を誤ろうが何しようが愛してると、道を誤る自分を許すのではなく、そうせざるを得なかった自分自身の事情を理解し、許してあげるということ。
私の仕事は長い間、「自分を疑う」ことをさせることだった。
ひとりでは向き合いきれない人々の弱さを、一緒に手を繋いで「わたしがいるから、全部大丈夫」と見せることで、安心して「自分を疑う」ことができるようにすることだった。
問題提起をする役目は、結局本人の苦しい姿を自分も一緒に見守らなくてはいけない役どころであり、楽ではなかった。
けれども、そこからしか開くことのできない道というのは必ず存在する。
自分を疑うことと、自分を否定することは全く違う。
自分をただ知っていくことで、その疑った自分の構造を理解することで、否定せずともおのずと解決できる術につながり、自分を愛することにつながっていく。
誰のことも傷つけることなく。
わたしはそして、いつも、誰かが誰かを攻撃したり、自分を攻撃したりするしか
道がないと思っている世界から、
誰をも攻撃しなくて済む世界に進む手助けができたら、とそう願い続ける。
長い人生の要所要所で立ち止まる勇気が持てることや、時に自分を疑うことのできる強さは、わたしたちを本当に向かいたい場所に誘ってくれると信じている。
それは苦しい時間かもしれないが、ほかのどんな甘く楽しい時間よりも、価値があるとそう思うから。
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メモ
そのひとの中にある、もっとも美しい愛の部分を引き出す。 抽出 摘出 大声で、笑う あなたが好き 大好き
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今日はベランダ整備デー。 前は大晦日にやった。毎日毎日変化する植物たちを、手をかけて管理して、育てることをすると決めたのは、わたしにとってそのアクティビティは人生のいろいろな局面の縮図だとそう思ったから。 …