生まれたてのいのちが、生きるためにまず何をするか?
それは、実は「食べる」の前に「飲む」ことです。
腹から出てきたばかりのふにゃふにゃの赤ん坊が、誰に教わるでもなくまずおっぱいに吸い付く姿は、わたしたちに「生きるためのちから」の凄さを教えてくれます。いのちを成り立たせるそのすべての行為のもと、発展途上のピュアな”味覚を育てる”ことを大切に、「飲む」ところからていねいに向き合っていきます。
生きているって、なんだろう?と問い続け食の道に進んだわたしが、子供用の日常茶としてベストな配合を探してできたレシピです。
京都では「赤ちゃん番茶」とも呼ばれている京番茶をベースに、作り置きしても濁らない香りのよい台湾の緑茶(グリーン烏龍)や、香ばしさを加えるためにコーン茶、そば茶を加えて大人が飲んでも美味しいと思える充実したブレンドにしています。
冷やして水筒にいれても味を損なわず、色が濁りません。ちいさなこどもが安心してごくごく飲めるよう、薄く煮出しても十分深みがあるブレンドにしてあります。ぜひご家族で、いのちのつながりやその尊さをお楽しみください。